本より

2006年1月8日
「木こりのジレンマ」の話
 
あるところに新しい斧を手に入れた木こりがいた。
 
一日目、彼はその新しい斧で十本の木を切り倒すことができた。

日を追うごとに、彼はより長時間、より懸命に仕事に精を出すよ

うになっていった。

だが、切り倒す木の数は、それに反比例して日増しに少なくな 

っていった。
 


それを見た仲間がこうアドバイスした。

「なぜ斧の刃を研がないのだ。
 
刃がボロボロになっているのに研がないままでいるんだから、  

木がなかなか切り倒せないのは当たり前じゃないか」
 
 
  
すると、“働き者”の木こりはこう答えた
 
 

「俺は、そんなことをしている暇が無いほど忙しい。
 
もっと数多くの木を切り倒さなければならないのだから」
 
  
 
 

手を休めて立ち止まって、白紙から自分を見つめてみては?

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